「毎日400㎞流さにゃダメ」サラリーマン2社目（計4社）

こんな私でも心が少し病みまして。
死ぬまでのんびりタクシードライバーしようと思いました。
でも、そんなに甘いものではありませんでした。

先駆者の言葉から学ぶ。
仕事は仕組化と心意気。

今日も張り切って155記事目。

皆さんのWebマーケター
たなべ企画の田邊です。

たなべ企画では毎日お客様を通じて学んだこと、
Webマーケを進める上で身になったことを通じて、

感じたことを徒然とお伝えいたします。

個人タクシーのドライバーになりたいと思ったんです。
ひとりでのんびり仕事がしたくなって。
幸い営業で毎年3万キロくらい車の運転をしていたので、運転には自信があります。
誘導車事業をしていたので、数年無事故無違反であれば個人タクシーに乗れます。

当時疲れ切っていたので妻も「それでいいんじゃない？」と言ってくれまして。
隔日勤務というやつで、5時くらいに出社して、家に帰るのは翌日の2時くらい。
次の日は１日休みです。

この休みの日にWebの仕事で少し稼げば収入的には何とかなる。
個人タクシーの皆さんをリサーチすると、普通に50万くらいにはなるとのことで。

サラリーマンドライバーは
１日おきの勤務で、売り上げの45％くらいだったかが給与となります。
毎日4万円売り上げれば、35万円くらいにはなります。

ところが私は手取りが17万くらい・・・
しかも、意識散漫で事故と違反が続く。
無事故無違反じゃないと個人タクシーには乗れない。
そんな時、10数年無事故無違反の運転手さんがあと数日で個人タクシーの資格が取れる、って時にバイクに難癖付けられて
切符を切られることになり夢が潰える様を見て、個人タクシーへの道のりは厳しいと感じ始めた頃。

稼いでる人はドライバー100人中4,5人くらい。
段々やる気が無くなります・・・
でも個人タクシーに乗りたい気持ちはあったので、広島駅のロータリーに入れる日には、必ず個人タクシーを見つけてはご挨拶を。

そうこうしていると、段々と個人タクシーの皆さんと仲良くなり
個人タクシードライバーさんの忘年会にも呼んでもらえるようになり
実務とは裏腹に、気持ちだけは個人タクシーに近づいていました。

でも、個人タクシーさんと仲良くなればなるほど、私の成績は下がります。
タクシーが停まる場所は縄張り？があり、
よそ者が入るとかなり怒られます。
それでも個人タクシーの皆さんに可愛がっていただき
色んな所に停めれるようになりまして。
私の主戦場は「広島城」
外から広島城にお客様をお連れした先輩ドライバーに「どうやってここに入り込んだ？」と聞かれますが、何食わぬ顔で停めてました。

ここは楽しいドライバーさんがたくさん集まっていました。
色んなタクシーあるあるを教えてもらいました。

でも皆さん１線を退いた方ばかりなので、付き合っていると当然私の成績は悪くなるばかり。
深夜に会社に帰ると売り上げの計算をするんですが
エースのドライバーさんが私の売上をのぞき込み

「毎日400㎞流さにゃ」と言ってきました。
「流す」とは、常に道路を走りながらお客様を見つける事です。

私はと言えば、いつもどこかに車を停めて、お客様が来るのを順番待ち。
楽ですし
広島空港とか北広島町とか江田島とか、長距離のお客様はそんなところから乗られるのが多いと勘違いもしてまして。

エースのドライバーさん手取り50万。
勘違いの私の手取りは17万。

この時思ったのは
コツコツとした努力は報われる
動いた人に成果が付く
と言う点です。
当たり前なんですが。

毎日400㎞流している人と
車を停めて他のドライバーさんとお話ししながらお客様を待つ俺と
売上が違って当たり前です。

一度だけ言われた通り流しました。
売上はいつもの倍ありました。
でもこれを毎日続けると、Webの作業をする日はありません。休まないと身体が。

エースの皆さんを横目にどんどんダメになる私。
もう再起業も諦めようかとWebの仕事も勉強も止めようと思ったのはこの時。

でも止めなかった理由は「営業を覚えて再起業したい」と言う気持ちが残っていたから。
この時期は本当につらかった・・・
毎日帽子をかぶるから髪の毛が一気に薄くなったし（笑

営業はコツコツ地道にやると成果が出る！

今日も１日やったりましょう！